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2009年12月10日

タクシーの規制復活は誰の利益にもならない。

  昨日、上野駅でタクシーの労組(だと思う)が、タクシーの規制緩和で台数が増え、
  収入が減って生活できなくなった、と規制緩和政策を批判していた。

  それを聞いて感じたのだが、
  タクシーが利用されないのは値段が高すぎるからであり、客のニーズにあっていないことにある。

  この問題を、客の利便性を無視し、台数を減らし、さらに不便にすることで解決を図ろうとするのは
  明らかに間違いである。

  こんなことをしていると、タクシー業界は顧客から見放され、会社も乗務員ももっと苦しくなることは
  間違いない。

  最近はタクシー乗務員の収入は低く、生活も苦しいことから、タクシー料金の値下げは考えにくい
  だろうが、利用者の立場からみれば、タクシー料金は高すぎるのである。

  この不況で、タクシーの利用が減るのは当たり前である。

  例えば、東京駅から上野駅はJRで150円だがタクシーだと10倍以上かかる。
  自家用車で30Km走っても、ランニングコストであるガソリン代は400円程度だが、
  タクシーを利用すれば9500円程度かかる。

  これだけ、値段が違うといまの経済状況では、できれば利用したくない。

  タクシー運転手の取り分を60%とすれば、30Kmを一時間で走ったとして、時間給5700円
  となり、それほど低くない。

  タクシーという業界の問題点は無駄な待ち時間が多いことである。
  一部の会社のように工夫し、待ち時間がほとんどない状況で車を運用すれば、会社も
  乗務員も十分な収入を得ることができる。

  規制を復活し、何も工夫しない多くのタクシー会社を存続させるよりも、規制を一切撤廃し
  工夫しなければ倒産せざるを得ないほど競争を強化し、新たな工夫で車や乗務員の効率
  運用のできる会社だけを残す方が、経済にとっても、環境にとっても、社会にとっても
  おおいにプラスになる。

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posted by ドクター国松 at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 既得権 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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