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2009年11月25日

日本を見限りはじめた日本人

  ジャパンPassingということが、現実に目に見える時代になっている。

  BRICSの景気拡大はいうまでもないが、EU、アメリカについても、景気が持ち直し
  つつあることが明確になりつつあるが、一人日本だけがその流れからとりのこされている
  ように見える。

  個々の景気の数字をみれば、日本だけが飛びぬけて悪いこともないのだが、国民心理
  を見れば最悪である。経営者も労働者も未来に明るい光を見出すことができず、
  日本は景気悪化のスパイラルから未だに抜け出せないでいる。

  世界から見ても、日本経済への期待はほとんどなく、東京モーターショーの惨状が今の
  日本の立ち位置を象徴している。

  しかし、より深刻なのは外国人ではなく、日本人のジャパンpassingである。

  結局のところ、個人も金融機関もその資金は日本を通過し、海外に出てしまっている。

  株式の低迷の原因を藤井財務大臣は増資が多いからだと言ったが、多額の金融資産を
  有する日本がこの程度の増資を吸収できないのは何故か、ということを本気で考えれば
  もっと危機意識を持つはずだが、

  藤井大臣は年を無駄に重ねただけで、頭の中身は耄碌しかけているように見える。

  日本の本当の危機は、日本人自らが日本という国家を見限り始めていることにある。
  

  

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posted by ドクター国松 at 10:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本を元気にするには | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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