BRICSの景気拡大はいうまでもないが、EU、アメリカについても、景気が持ち直し
つつあることが明確になりつつあるが、一人日本だけがその流れからとりのこされている
ように見える。
個々の景気の数字をみれば、日本だけが飛びぬけて悪いこともないのだが、国民心理
を見れば最悪である。経営者も労働者も未来に明るい光を見出すことができず、
日本は景気悪化のスパイラルから未だに抜け出せないでいる。
世界から見ても、日本経済への期待はほとんどなく、東京モーターショーの惨状が今の
日本の立ち位置を象徴している。
しかし、より深刻なのは外国人ではなく、日本人のジャパンpassingである。
結局のところ、個人も金融機関もその資金は日本を通過し、海外に出てしまっている。
株式の低迷の原因を藤井財務大臣は増資が多いからだと言ったが、多額の金融資産を
有する日本がこの程度の増資を吸収できないのは何故か、ということを本気で考えれば
もっと危機意識を持つはずだが、
藤井大臣は年を無駄に重ねただけで、頭の中身は耄碌しかけているように見える。
日本の本当の危機は、日本人自らが日本という国家を見限り始めていることにある。
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