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2009年10月22日

鳩山総理、斎藤氏のどこが脱官僚なのか!

 鳩山由紀夫首相は21日夕、元大蔵次官の斎藤次郎氏を日本郵政社長に起用することについて、
 「大蔵省を辞めて14年たっている。民間でも働いていた」と述べ、民主党が掲げる「脱官僚」政治と
 は矛盾しないとの認識を示した。

 しかし、大蔵省退官後の斎藤氏の経歴は以下の通りであり、財務省(旧大蔵省)の天下り先
 を一歩も出ておらず、財務省を出たこともなく、民間で働いたともいえない。
 
 1995年 旧大蔵省 財政金融研究所 顧問
        旧大蔵省所管 (社)研究情報基金 理事長
           旧大蔵省所管 (財)国際金融情報センター 顧問
  2000年 旧大蔵省管轄 東京金融先物取引所 理事長
  2004年 東京金融先物取引所の株式会社化に伴い、社長に就任
 
  東京金融取引所の歴代理事長・社長
   1989年〜 吉田太郎(元・大蔵省財務官)
   1995年〜 吉本宏(元・大蔵省・理財局長)
   2000年〜 斉藤次郎(元大蔵事務次官)

  東京金融取引所は1989年金融先物取引法に基づいて設立された日本唯一の
  金融先物取引所であり、ここでの社長経験が民間企業での社長経験にあてはまる
  ものではなく、斎藤氏の民間企業の社長としてに力量はほとんどないに等しい。

  鳩山首相が本気で斎藤氏登用を脱官僚と考えているのなら、民主党の脱官僚という
  マニフェストは国民を欺くものである。

  また、そう思っていないが、亀井大臣の要請を拒否できないのなら、総理としての資質に
  疑問を感じざるをえない。

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posted by ドクター国松 at 17:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官僚政治からの脱却 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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