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2009年10月12日

野村監督解任に見る日本企業のダメさ加減

 プロ野球楽天の野村克也監督(74)は11日、クリネックススタジアム宮城でのソフトバンクと 
 の今季最終戦の試合後、「今季限りで辞める」と語り、4年目の今季を最後に退任することに
 なった。

 
発足当時、どうしょうもなくボロボロのチームで、どこまで負けるのか、と言われた楽天がCSに進出し
 場合によっては、日本一を狙える位置に立ちましたが、楽天はその最大の功労者である野村監督の
 今季限りでの解任を決定しました。

 誰が見ても、野村監督の功績は明らかで、来年の活躍にも興行面でも野村監督の存在が不可欠で
 あることが明らかなのですが、楽天はその続投を認めません。

 理由として、楽天は野村監督の高齢を上げているが、口実にすぎないことは明白である。
 要は、実力の有無に関係なく、首脳陣にとって野村監督がうっとおしい存在であるからだろう。

 この決断は楽天球団が下したのか、三木谷が下したのかしらないが、もし三木谷が下したのだと
 すれば、楽天グループに対する評価を下方修正する必要がありそうである。

 元々、日本企業の人事には、能力よりも好き嫌いによる評価が多い。野球のような第三者に評価
 が明確にわかるものでさえこれであるから、企業内の評価のように第三者の検証が難しいものでは、  
 個人的な好き嫌いレベルの人事考課が横行している。

 個人的な好き嫌いを超え、客観的に能力を評価する人事ができないと、企業も国も発展しない。
 伝統のある昔からの大企業だけでなく、楽天のような新しい企業でも、このような人事がまかりとお
 るようでは、まだまだ日本企業への投資よりは、海外投資の方が無難そうである。

 

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posted by ドクター国松 at 11:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本企業 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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