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2009年09月02日

鳩山民主党、最初の試金石

  例によって空気の読めない、麻生総理は強引に消費者庁を9月に発足した。

  初代長官に内田俊一・元内閣府事務次官を任命したが、民主党は政権交代
  直前のスタートを「駆け込み」と批判し、「脱官僚政治」の観点から内田氏の交
  代を検討中だ。

  しかし、決定後の交代はそう簡単ではないらしい。
  毎日新聞によると、以下のとおりである。  
  内閣府の職員は「長官人事への政治介入を許せば、前例になってしまう。無理
  やり交代させたら労働権の侵害にもなる」とけん制する。官僚の身分は、国家
  公務員法75条の規定などで手厚く保障され、更迭には相当の理由が必要にな
  るためだ。厚生労働省の幹部も「あすはわが身かもしれないが、いったん発令し
  たものを覆すのは無理じゃないか」と語る。

  交代を強引にすすめ、これが成功すれば、民主党の言う政治主導が実現できる。
  しかし、結局官僚の理屈と過去の慣例におされ、このまま長官人事に介入できない
  ようであれば、民主党の公約も絵に描いた餅である。

  例え、公務員法を全面的に変えてでも、長官は交代させるべきである。

  これができるか否かで、官僚に対し民主党政府が主導権を発揮できるか否かが
  決定する。

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posted by ドクター国松 at 13:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | 官僚政治からの脱却 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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