必要がありそうである。
盆も終わったが、高速道路の渋滞は大変であった。高速道路の価格を下げるということは、
一見よさそうだが、いろいろと問題もある。
渋滞と、車の増加による環境問題はもちろんだが、それ以外の問題も多い。
競合交通機関への圧迫も多きい。特に船舶については車よりはるかに省エネで環境にも
良い交通手段であり、対策が必要になる。
また、渋滞による貨物運送の遅れ、道路の補修・維持費の財源をどこから調達するのか等
解決すべき問題は大きい。
国民への人気取りではなく、経済的な側面から高速料金問題を検証してみよう。
貨物運送という点で考えた場合、日本には大きな問題がある。陸上運送コストが高すぎる。
中国から運ぶ方が、日本国内を運ぶより安いというのが実態である。結果、本来利用される
べき国内資源が有効に活用されていない。この問題は貨物運送者の高速料金を無料化す
ることで改善できる。
自家用車と違い、貨物用車両の高速代を無料化すると、国内資源の有効活用や物流企業の
業績アップにつながるだけでなく、運送コストの低下により、その他企業の業績改善、物価の
低下にもつながり、経済的波及効果がおおきい。
自家用車については、無料にする必要はなく価格低下で十分である。地方の高速道路におい
ては、利用すれば便利だが、価格が高過ぎ利用できない所が多く、そういうところは大きく値下
げし、混雑するような幹線道路については下げ幅を少なくする等、ケースバイケースでの引き
下げで十分である。
高速の建築費はともかく、修繕・維持費ぐらいは、高速料金で賄うのが妥当であろう。
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