◆厚労省調査では、3月までの半年で12万人失職の見込み。
米国では、年明けからの4週間弱の人員削減累計は既に13万人を超えた。
というニュースがながれている。
◆しかし、企業に解雇をやめさせるのも難しい。売上が低下し、在庫圧縮と生
産削減をする必要に追いこまれれば、労働者の解雇は最も合理的な行動である。
◆長期的な対策としては、労働者を多く雇用すれば税金が割安になる制度等が
考えられるが、現実は労働者を多く抱えるほど税金が高くなるのが、今の日
本の仕組みであり、企業経営者としては機会があれば従業員を減らす誘惑に
さらされる。
◆このまま放置すれば、大量の失業者の発生による、世界的な需要の減が、さ
らなる景気悪化を招き、最後には各国が自国経済の囲込みを行い、大恐慌を
発生させるという歴史を繰り返すことになる。
◆これを回避する手段は、できるだけ早い時期に政府が資金を投入し失われた
需要をカバーする以外にはない。
◆おそらくタイムリミットは2009年度だろう。2010年度になっても景気がどん
どん悪化し続けるようだと、手遅れかもしれない。
◆一旦恐慌までいけば、経済政策での景気回復は非常に困難である。
◆有名なニューディール政策も、実際のところ恐慌からの脱出を実現させた訳
ではない。
◆第二次世界大戦による、軍備の増強、戦争終了後のヨーロッパ復興のための
莫大な投資があってやっと恐慌はおわったのである。
◆ヒトラーは大量の失業者をナチス突撃隊と軍隊に吸収し、アウトバーンのよ
うな公共工事と軍備の大増強で恐慌から脱出した。
◆これ以上、失業者をふやし、景気を悪化させると、戦争、それも局地戦争で
はなく、世界的な生産基盤の破壊を伴い様な戦争以外では、景気回復は不可
能な状態においこまれる。
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今日はPCの前に、ずっと座って仕事してました。
仕事の合間に、見させていただきました。
またゆっくり見させていただきます。
それでは失礼します。