米議会内には金融支援への慎重論もあり、政府支援を得られるかはなお流動的らしい。
3社合計の支援要請額は最大で340億ドル(約3兆2000億円)と巨額であり、これだけの
税金を投入することへの抵抗は非常に大きい。
また、ビッグ3が競争力を有していないことから、支援してもいずれダメになる、という反対
理由も有力である。
それぞれもっともな理由であるが、明らかなのは、ビッグ3の一角でも倒産すれば、再び
パニックが発生することである。
リーマン倒産後以上のパニックが発生すれば、ようやく落ち着きつつある金融不安が再燃
することから、これは何としても避ける必要がある。
ビッグ3がいずれ倒産するとしても、その時期は景気の安定期になるようにすべきであり、
それまでは340億ドル使っても延命させるべきである。
ビッグ3が今この時期に倒産すれば、経済に与える悪影響は、340億ドルをはるかに超える。
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