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2008年11月09日

現役の軍人に言論の自由はない

◆航空自衛隊のトップが、過去に日本が近隣のアジア諸国を侵略した事実を
 懸賞論文で真っ向から否定した。これに対し防衛相は辞職要請し、本人は自
 説の「正しさ」を盾に、これを拒んだ。

◆何故、懲戒免職でなく、辞職勧告なのか、辞職させ、退職金の自主返納をさ
 せるという防衛省の対応の姑息さにはあきれてものが言えない。


◆この際、日本が侵略国家か否かという点についての真偽は関係はない。 
 (私自身、日本が欧米諸国以上の侵略国家で,戦争責任のすべてが日本にあ
  ったとは考えていない。)

◆問題は、国家の防衛の中核責任者が、国家と異なる意見を持ち、それを公に
 主張したことである。


◆これを座視することは、戦前の軍部による独断専行への遠因となる可能性が
 ある。


◆思想の自由、言論の自由は憲法で保証されているかもしれない。しかし、思
 想の自由と言論の自由は違う。


◆頭の中に留まっている限り、その考えは他人に影響を及ぼさない。しかし、
 一旦口に出したり、行動に移せば、他人に影響を与える。


◆トヨタの役員が、トヨタの自動車より、日産の自動車の方が性能がいいと言
 えば、トヨタの事業は成り立たない。


◆仮に本当はそう思っていても、トヨタの役員がそんなことを口にだすことは
 ありえない。


◆一企業ですらあり得ないことを平気で行ったのが今回の田母神前空幕長であ
 る。


◆これに対する処分が何故懲戒免職でなく辞職要請なのか。


◆麻生総理は、防衛官僚が自己防衛のために何を言おうが断固として田母神前
 空幕長を懲戒免職にすべきである。


◆中途半端な姿勢は、麻生総理の資質の無さを証明するだけでなく、日本の未
 来に禍根をのこす。

◆田母神氏であれ、他の防衛武官のだれであれ、現役のまま国家の公式見解と
 異なる意見を述べるべきではない。

◆言いたいことがあれば、退官し一国民となってから意見を主張すべきである。

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posted by ドクター国松 at 11:19 | Comment(1) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
当方ブログへの書き込みありがとうございました。折り返しでホームページ拝見させていただきました。ご指摘まったくそのとおりと共感致します。“欧米諸国以上の侵略国家とは認識していない”との点もまったく同感であります。
 だからといって侵略であった事実は隠せないし、何よりも侵略された当事国に対し、わが国はどのようなスタンスを取るのかということが問われているのだと思っています。
Posted by 川嶋 at 2008年11月10日 16:01
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