最近、日本では自己責任や自助努力という言葉を聞くことが多い。
自己責任や自助努力という言葉は、個人の努力で可能なことをしなかったため
に生じた不利益については適用できる。
地震で家を失っても、個人の家だから国を頼らず自分でなんとかしろ、というのが、
阪神大震災での国の対応であった。
その後に発生した悲劇をみて、さすがに国の支援は、その後の災害において
は少しましになったが、基本的なスタンスは変わっていない。
国民がどんな損害を被っても、一国民の損失を補てんしないというのが国の
基本スタンスである。
本当にこれでいいのだろうか?
天災、事故、病気、老い、親の介護、戦争、その他自分の努力だけでは回避
できないトラブルは何時やってくるかわからない。
本来、自己責任では対応しきれない問題に対応するために人は組織を作った
のであり、その最大のものが国家である。
国家は、国民を守るべきであり、個人で対応できない問題に手を差し伸べる
のが国の役割である。
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