IOCが突然マラソンと競歩の会場を札幌にすべきと言い出して揉めている。既に多額の資金を投入し暑さ対策をすませてきた東京都の小池知事の怒りが収まらない。
来年7月に知事選挙が予定されており、小池知事としては札幌開催を簡単には認められない。
しかし、東京の夏は過酷であり、本来スポーツ大会には向かない。その意味でマラソンの実施場所を札幌にするというのは説得力がある。
しかし、それ以前に東京で開催するオリンピックの時期が何故真夏かということである。本来場所が東京に決まったなら東京が最もスポーツに適した時期に実施するのが最も合理的である。
しかし、金儲け主義に堕したオリンピックではその時期はスポンサーの都合で決定され、選手や開催地のことは全く考慮されない。
真夏に開催するなら、本来熱い地域の都市はオリンピックに立候補すべきではない。この意味で日本は北海道を除きオリンピックの開催場所としては不適格である。
オリンピック開催に備え既に経済対策は実施されたのだから、真夏に危険なスポーツ大会を無理に開催することはない。
この際、どのスポーツも真夏に実施すべきではないということで、東京オリンピックそのものを中止してはどうだろうか。
既に商業主義に堕したオリンピックという茶番をそれほどありがたがる理由はない。