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2016年07月01日

過去の実績を過度に重視していては新規業者は育たない。

一億層活躍社会を唱える安部総理の下で、若者は
も勿論高齢者も女性も働き社会に貢献することを期
待されている。

しかし、派遣労働者やパート、アルバイトのような非
正規社員として低賃金労働者として雇用されること
だけが社会に貢献することではない。

他人に雇用されるのではなく、自分で事業を興し経
者として働くことも立派な社会貢献である。

しかし、日本社会では新規参入しようとするとすぐに
大きな障害に直面する。

新規に企業や官庁を営業訪問し仕事を取ろうとする
最初に聞いてくるのが、どこか他社での実績が
あるか否かという点である。

新規開業したばかりで、あるいは新規に進出した事
業で当然まだ実績はない。そこで門前払いされるケ
ースが多い。

日本のサラリーマンや公務員は、自分が新しい業者
を使ったり、新しいシステムを採用し失敗することで、
責任を追及されることを過度に嫌う傾向が強い。

いつもの業者にいつもの仕事を頼んでさえいれば、
何らかの原因で失敗したとしても自分の責任が厳しく
追求されることは避けられる。

何らかのコネ等を駆使してようやく新規参入に成功
しているのが実情である。


これではなかなか起業もできないし、アメリカのように
新しい事業が急速に発展することも難しい。

日本が経済発展をする為には、このような前例主義
の保守的な事業展開を改め、積極的に新しい事業
にチャンスを与え、新しい事業システムにチ
ャレンジできる風土への転換が必要である。










posted by ドクター国松 at 12:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日本社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする