麻生の不人気に、中川の失態、内閣支持率の大幅な低下
と麻生総理はボロボロである。
彼はどこで間違えたのか。
読み間違いも大きなダメージであったことは間違いない。
なまじマンガが好きだと言っていたばかりに、本当に頭の中も
マンガばかり読んでいる層と同等レベルだと思われた。
知性があることを万人が認めていてこそ、マンガ好きは親しみやすさ
に結びつく。
知性に疑問を持たれれば、マンガ好きは総理としては、マイナスイメージ
にしかならない。
就任当初彼は期待されていたし、選挙より経済対策優先という彼の言葉には
説得力が」あった。
最初に経済対策を述べた時期は世界のどこよりもはやかったのだから。
定額給付金も、当初それほどの反発を招いていたわけではなかった。
反発をうけたのは、消費税の3年後引き上げを言ってからである。
3年後に消費税を上げるのなら、1万や2万の金などいらない。
この庶民感情が、定額給付金への反発に火をつけたのである。
あとは麻生の自滅である。早期に消費税引上を撤回すれば、簡単に
おさまったものを、そうせず定額給付金への対応が」ふらついたため、
国民の反発を強め、民主党が党略のために行動する隙をあたえた。
政策の決定もできず、結局現在の体たらくをまねいた。
まさに、消費税は麻生にとっても命とりである。
恐るべし、財務省。
何人の首相の首をきっても、機会あるごとに国民負担の増加を企てる。
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2009年02月19日
麻生はどこで間違えたのか
2009年02月13日
おかしい日本の大企業
キャノンの密接な繋がりが、今あばかれている。
大賀のつくった裏金が、御手洗にまわり、経団連会長選挙の裏金につかわれた、とい
うような根拠のない噂に組するわけではないが、
金のやりとりがなかったとしても、御手洗と大賀の個人的関係が、キヤノンという日本
を代表する大企業の重要な意思決定に大きな影響を与えたことは否定できない。
これはあきらかに公私混同であり、このような意識の経営者が経団連の会長として、
不適格なのはいうまでもない。
日本の経営者はアメリカの経営者ほど、多額の報酬はとらないが、会社を私物化する
という点では、アメリカの経営者をはるかにしのいでいる。
この原因は歪んだ会社との一体感にある。
トヨタでは、部長が新車を購入することを自主的に決定し、パナソニックは課長以上の
管理職に自社製品を10万円以上購入することを指示した。
本来何を買うかを決定するのは、個人の自由意思であり、基本的人権である。
会社都合で平気で、個人の権利を無視するような歪んだ会社と従業員の関係が
経営者となつた時に、会社の私物化につながりやすいのは、当然の帰結である。
2009年02月07日
とりあえず、景気回復をいそぐ
◆バブル崩壊後20年以上、賃金は上昇せず、手取はむしろ減ってきている。。
◆今でも財政が破たん状態にある上、財政再建や高齢化の本格化に備える、と
いうことで、税金や、年金、健保の負担はこれからも毎年増加する。
◆しかし、それで問題が解決するわけではない。
◆年金の負担を上げても、少子高齢化が解消しないかぎり、現役世代が高齢者
を養う形の年金制度が維持できないことは明白である。将来貰える年金は生
活費ではなく小遣い程度になる可能性が高い。
◆高齢者が増えれば、健康保険制度も維持できず、高齢で収入がなくなっても
多額の健康保険料を納めなければならず、それができないと病気になっても
医者にもかかれないかもしれない。
◆段階の世代より、下の層は老後の備えをする余裕もなく、何らセーフティネ
ットのないまま老後の人生に直面することになる。
◆さらに。今回のサブプライム不況が追い打ちをかけた。職そのものを失って
しまい、老後の備えどころか、現在の生活をも失いつつある層が増加している。
◆自民党政府は、何ら効果的な手を打っていないし、これからも期待できそう
もない。
◆とりあえず、財政債権より景気回復優先する、ということで合意が成立しつ
つあるのは正しい方向である。
◆景気回復には需要を創造する必要がある。しかし、今回の不況で企業は一斉
に縮小に走っており、需要増は期待できない。さらに、今回は世界的不況な
ので輸出需要も期待薄である。
◆需要増で期待できる主体は政府以外にない。しかし、ここで従来通りの中途
半端な景気対策ではだめである。
◆この機会に港湾や空港をアジア一番に復活させ、日本の未来を拓くような積極
的な基盤整備にのりだすべきである。
◆財政を気にしながらの中途半端なものではなく、関空を例にとれば、橋下知
事が言っているように、神戸や伊丹を廃止し京都や神戸から40分程度で結ぶ
高速鉄道網で接続すればいい。
◆東京についても、羽田を拡張するか、新空港をつくるかし、アジア一番の空港
を建設するぐらいのことはしてもいい。当然、離着陸料も政府資金を使い大幅
に引き下げ、アジアの各空港より競争力のあるものにしないと意味がない。
◆非常の手段である政府紙幣は、国家の将来を開く大型投資に使用すべきである。
◆また、高速道路の無料化も波及効果が大きい。無料といっても麻生の言ってる
ような自家用車ではなく、運送用トラックの通行料を無料にする。
◆そうすることで、世界一高い日本の陸上運送費を低減でき、結果として品物の
値段を下げ需要を喚起できる。
◆日本と日本人を元気にする第一歩はアジア一番の空港・海運基盤を整備する
ことで景気回復を実現することである。
2009年02月01日
大恐慌はさけられるか
◆厚労省調査では、3月までの半年で12万人失職の見込み。
米国では、年明けからの4週間弱の人員削減累計は既に13万人を超えた。
というニュースがながれている。
◆しかし、企業に解雇をやめさせるのも難しい。売上が低下し、在庫圧縮と生
産削減をする必要に追いこまれれば、労働者の解雇は最も合理的な行動である。
◆長期的な対策としては、労働者を多く雇用すれば税金が割安になる制度等が
考えられるが、現実は労働者を多く抱えるほど税金が高くなるのが、今の日
本の仕組みであり、企業経営者としては機会があれば従業員を減らす誘惑に
さらされる。
◆このまま放置すれば、大量の失業者の発生による、世界的な需要の減が、さ
らなる景気悪化を招き、最後には各国が自国経済の囲込みを行い、大恐慌を
発生させるという歴史を繰り返すことになる。
◆これを回避する手段は、できるだけ早い時期に政府が資金を投入し失われた
需要をカバーする以外にはない。
◆おそらくタイムリミットは2009年度だろう。2010年度になっても景気がどん
どん悪化し続けるようだと、手遅れかもしれない。
◆一旦恐慌までいけば、経済政策での景気回復は非常に困難である。
◆有名なニューディール政策も、実際のところ恐慌からの脱出を実現させた訳
ではない。
◆第二次世界大戦による、軍備の増強、戦争終了後のヨーロッパ復興のための
莫大な投資があってやっと恐慌はおわったのである。
◆ヒトラーは大量の失業者をナチス突撃隊と軍隊に吸収し、アウトバーンのよ
うな公共工事と軍備の大増強で恐慌から脱出した。
◆これ以上、失業者をふやし、景気を悪化させると、戦争、それも局地戦争で
はなく、世界的な生産基盤の破壊を伴い様な戦争以外では、景気回復は不可
能な状態においこまれる。
幸せな人生をおくるための条件
◆住みたい場所に住むことができること
◆危害を加えられず、安心して平和な生活をおくることができること
◆思想の自由があり、社会人としての良心に反する行動を強制されないこと
◆能力に応じた仕事に就くことができること
◆真面目に働いておれば、結婚して、子供を育て、普通の生活ができ、老後の
不安なく生活できること
◆病気や事故、自然災害等、自分に責任のないトラブルで致命的なダメージを
受けても、元の生活に戻ることのできる、セーフティネットがあること。